1980-02-29 第91回国会 参議院 エネルギー対策特別委員会 第3号
○参考人(岩尾裕純君) 私も、多少お二人とニュアンスは違いますけれども、率直に言いまして非常に苦労されたという点は認めざるを得ないのです。それは現在の政治経済の条件のもとで、これは繰り返しますけれども、延長線上で考えていろいろ努力されたのだ。その枠の中で行政官として自分がお前やってみろと言われたら、やはりこういうふうな数字合わせをせざるを得ないのじゃないかという気がするのです。たとえば原子力の問題につきまして
○参考人(岩尾裕純君) 私も、多少お二人とニュアンスは違いますけれども、率直に言いまして非常に苦労されたという点は認めざるを得ないのです。それは現在の政治経済の条件のもとで、これは繰り返しますけれども、延長線上で考えていろいろ努力されたのだ。その枠の中で行政官として自分がお前やってみろと言われたら、やはりこういうふうな数字合わせをせざるを得ないのじゃないかという気がするのです。たとえば原子力の問題につきまして
○参考人(岩尾裕純君) 大した発言でございませんけれども、二、三申し上げておきます。 いま先生がおっしゃったように、エネルギーの有効利用の問題、これは非常に大事でございます。日本では、アメリカとソ連に次ぎましてMHD発電の有効利用につきましては非常に有効な研究が進められておりますが、これにつきましてもやっぱり研究費の制限がございます。なかなか思うようにさせてもらっていないようです。東京工大の人が主
○参考人(岩尾裕純君) 岩尾でございます。 私、学術会議で資源エネルギーにかなり長い間タッチしておりますが、大学の方では経営学を専攻しております。したがって、技術者でございませんので、きわめて大ざっぱな意見しか申し上げられません。しかし、学術会議でずいぶんこの問題について発言してきたのですけれども、きょう初めて政治家の前で発言できるので、大変光栄に存じております。きょうのところは非常に大ざっぱな意見
○岩尾参考人 まず最初に、独立採算制の表現について申し上げます。 これは独立採算制ということがいろいろな意味で使われておりまして、簡単にいいますと、ソビエトで独立採算制という言葉を使った場合に、必ずしも収益を上げるという意味ではございません。欠損をどれだけ少なくするかということも独立採算制の中に入っております。一定の計画に対してどれだけ能率的にやったのか。つまり公益的な仕事を私企業的な能率で遂行するということがこのねらいでございます
○岩尾参考人 お答えいたします。 これは時間の関係で省略いたしましたが、私、減価償却のやり方につきましては、もう一回再検討する必要がありはしないかと思うのです。 一つは、車両にしましても架線にしましても信号灯の設備にいたしましても、どちらかというと加速度償却といいますか、技術革新が促進するような、あるいはそれを積極的に受け入れていくような形で予測して、それで償却を早めるというふうな傾向がありはしないか
○岩尾参考人 岩尾でございます。わずかな時間でございますので、できるだけ焦点をしぼってお話し申し上げたいと思います。 私に申し述べられましたテーマにつきましては、運賃値上げの問題と国の助成の問題でございますけれども、この問題につきまして検討いたします場合、もういろいろ意見が出ておりますが、どうも見方が、事国鉄となりますと、一国鉄だけの経営をどうするかというふうな観点にとかくとらわれやすい。それから
○岩尾参考人 私は、このお二人の方と違いまして、当然含まれるべきだと思います。鉄がなくて何の生産ができますか。これは根本であると思います。
○岩尾参考人 簡単に申し上げます。 私、先ほど申し上げましたけれども、現在の状況をどれほど深刻に考えるかということと関連してきますので、その点では長洲参考人と同意見でございますけれども、いままでの物価上昇の先がけをなしておりますのは、何という判断をくだされようとも、事実関係としましては公共料金の引き上げが大きな条件になっております。そういう点で、国民がこれを基盤にしましてさまざまな不安感にかられるのは
○岩尾参考人 岩尾でございます。非常に重大な時期に発言をさしていただくわけでございますので、率直に意見を申し上げます。 この法案につきまして、これと関連するいろいろな問題がございますが、問題点を法案自体にしぼっていきまして、私の取り上げたいポイントを大きく二つに分けさしていただきます。 一つは基本的な、あるいはもう何人かの方も方々でおっしゃっているような基礎的な条件の問題でございます。もう一つは
○岩尾公述人 本日はこの問題についての数字的な説明は準備しておりませんので残念でございますが、ただ、これも具体例として申し上げますならば、これはただ国鉄だけではなくして、電気、ガス、私鉄その他公共料金の引き上げが同時に進行しておる。国鉄がその第一着手であるという。郵便料金を加えまして……。そういう問題からいいまして、現在の国民経済の中でこの公共事業がどれだけのウエートを持っておるかということを考えますならば
○岩尾公述人 申し上げます。国鉄経営の改善方法ということになりますと、それほど十分にまだ国鉄の勉強もしておりませんし、常時タッチしておりませんから、あまり思いつきになってもどうかと思うのでございます。これはこまかい問題を取り上げるまでもないと思いますが、国鉄を一つの企業体として見ました場合、よく言われることでございますが、資金の調達面にしましても、それから材料の購買にしましても、人事の面にいたしましても
○岩尾公述人 岩尾裕純でございます。 国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案に対しまして意見を述べさせてもらいます。 この法律案の改正は、日本の国鉄の経営を改善し、輸送力の増強をはかるため運賃を改定するということになっております。私は、国有鉄道の経営を改善し、輸送力の増強をはかってもらいたい、これはきわめて強く念願いたしますが、この方法としまして運賃を改定するということにつきましては、当面これは反対